夫婦・パートナーで別々のネット回線を持つ場合の費用・回線組み合わせ

インターネット回線

リモートワーク(在宅勤務)の文化が定着した今、
共働きの夫婦やパートナー同士が、自宅で別々のネット回線を契約して、

利用する家庭が出てきています。

理由は「1つのネット回線にトラブルが発生した際でも、インターネット接続が
継続できるようにするためのバックアップ用」や、「リモートワーク(在宅勤務)

での仕事用の帯域確保※・同時Web会議時の帯域確保※」等です。

※データ量が増え、家の中のネット回線内でデータが混雑して通信が遅くなったり、
 通信できなくなったりすることを防ぐためにネット回線の容量を増やすこと

ただ、自宅で別々のネット回線を2回線利用する場合の費用感(コスト)や、
メリット・デメリットはあまり知られていません。

また、自宅で別々のネット回線を2回線利用する場合のネット回線の組み合わせも、
あまり知られていません。

ここでは、
共働きの夫婦やパートナー同士が、自宅で別々のネット回線を利用する場合の
「代表的なネット回線の組み合わせ※」「メリット・デメリット」「実際の費用と活用法」
解説します。

※光回線/ポケットWi-Fi/ホームルーター/格安モバイル回線などの代表的な組み合わせ

夫婦やパートナーで、家のネット回線を2回線持つ場合の
最適な組み合わせパターンと、メリット・デメリットを正しく理解し、
自分達の生活に最適なネット環境を作りましょう!

家のネット回線を2回線持つ場合の「代表的なネット回線の組み合わせ」「費用と活用法」

夫婦やパートナー同士が、自宅で別々のネット回線を利用する場合の、
代表的なネット回線の組合せは下の一覧のとおりです。

一つ目の回線(下の一覧の回線A)には、家で高速かつ安定して

インターネット接続ができる光回線にすることをお勧めします。


賃貸住宅等で光回線の配線工事が不可の場合は、光回線の代わりに工事不要で利用できる
ホームルーター等を利用しましょう。

おすすめの組み合せは、通信の速度・信頼性と月額費用とのバランスが一番よくコスパの良い、

パターン1です。


もし、家での仕事で、インターネット接続の信頼性(ネット回線のトラブルや繋がりにくい

事象を極力避けたい)を最も高めたい場合は、パターン2がおすすめです。

パターン回線A回線B主な目的 ・特徴
1光回線スマホでのテザリング
(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)
メインは光回線を使いつつ、光回線のトラブル時やデータ量が混雑して遅い場合は、スマホでのテザリングも併用。
通信の速度・安定性と月額費用とのバランスが一番よくコスパの良い
2光回線光回線NTTフレッツ回線を借用して提供している光回線(ドコモ光等)と、独自に物理回線網を構築している光回線(NURO光やauひかり等)等、別々の光回線を利用。片方のトラブル時やデータ量が混雑して遅い場合でも、もう片方を併用し快適なインターネット接続を継続。
最も信頼性が高いが月額費用も高くなりがち。
3光回線ホームルーター片方の回線でトラブル時やデータ量が混雑して遅い場合でも、もう片方の回線を併用することで快適なインターネット接続を継続。月額費用は高くなりがち。
4光回線モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)メインは光回線を使いつつ、光回線のトラブル時やデータ量が混雑して遅い場合は、ポケットWi-Fiも併用。
外出先でもモバイルWi-Fiをそのまま利用してインターネット接続できる。
5ホームルータースマホでのテザリング
(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)
配線工事の不可等で光回線が利用できない場合の組合せ。ホームルーターとスマホでのテザリングを別の携帯通信会社の無線区間にすることで片方のトラブル時やデータ量が混雑して遅い場合でも、もう片方の回線にてインターネット接続を継続できる
6モバイルWi-Fi
(ポケットWi-Fi)
スマホでのテザリング
(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)
配線工事の不可等で光回線を利用できない場合の組合せ。それぞれの回線を別の携帯通信会社の無線区間にすることで片方の回線の障害等トラブル時やデータ量が混雑して遅い場合でも、もう片方の回線にてインターネット接続を継続できる。
外出先でもポケットWi-Fiをそのまま利用してインターネット接続ができる。

パターン1. 光回線×スマホでのテザリング(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)

ネット回線を次の組み合わせで利用するパターンです。

- メイン利用:光回線

- サブでの利用:スマホでのテザリング(mineo、日本通信SIM等の格安SIMの

  大容量(20G)プランや楽天モバイル(最強プラン)等のデータ量無制限プラン
  でのテザリング)

月額コスト例(費用感)

光回線:5,000円程
スマホでのテザリング 格安SIM大容量(20GB)プラン :2,000円程
■合計 :7,000円程

ポイント

・スマホのテザリングは、サブ用の用途としては十分に利用可能。メインの光回線の

 障害時等トラブル時のバックアップ用の回線や、通信するデータ量が増えて

 データ量が混雑して遅くなる場合の、一時的な分散用の回線におすすめ。

・出張・旅行やカフェでの仕事等外出先では、スマホのテザリングを利用して

インターネット接続ができる。


通信の速度・信頼性と月額費用とのバランスが一番よくコスパの良いため、

 一番おすすめのパターンです。


 ただし、家での仕事等でインターネット接続の信頼性をもっとも高めたい場合は、

 この後のパターン2がおすすめです。

パターン2. 光回線×光回線(物理的な光回線網・プロバイダの異なる光回線の組み合わせ)

ネット回線を2つとも光回線とするパターンです。

- 各自が別の光回線を契約して利用(ドコモ光×NURO、GMOとくとくBB光×auひかり等)

契約する光回線は、物理的な光回線網・プロバイダが異なる光回線にすることで、
片方の光回線に障害等トラブルが発生した場合でも、もう片方を利用することができ、
安定して高速な通信が可能となります。 

主な光回線の「月額料金」・「特徴」・「物理的な光回線網を光回線会社独自に

構築しているかNTTフレッツを借用しているか※」等は、
こちらの記事の中で、一覧でまとめています。
 ※NURO光、auひかりは、物理的な光回線網を光回線会社独自で構築しています。

併せて、ご確認下さい。

月額コスト例(費用感)

光回線A:5,000円程
光回線B:5,000円程
■合計 :10,000円程

ポイント

・光回線の配線工事費が2回線分必要になる点は要注意。

・集合住宅等では家に複数の光回線を引けない場合があるため、

 管理会社もしくは大家に事前確認が必要

2回線とも、高速で安定した通信が可能な光回線を利用するため、組み合わせパターンの中で
 もっとも信頼性が高い

 家での仕事で、インターネット接続の信頼性を最も高めたい場合は、

このパターンがおすすめです。

パターン3. 光回線×ホームルーター

ネット回線を次の組み合わせで利用するパターンです。

– メイン利用::光回線

– サブでの利用: ホームルーター(SoftBank Air/ドコモhome5G/WiMAX+5G 等)

各自が光回線・ホームルーターをそれぞれ契約して利用します(NURO×ドコモhome5Gや、

GMOとくとくBB光×WiMAX+5G 等)

契約する回線を、光回線とモバイル回線を利用するホームルーターにすることで、
片方の回線に障害等トラブルが発生した場合、もう片方の回線を利用することで、
インターネット接続を継続できます。 

各ホームルーターの「月額料金」・「特徴」「おすすめ」は

こちらの記事の中で一覧でまとめています。

併せて、ご確認下さい。

月額コスト例(費用感)

光回線A:5,000円程
ホームルーター:5,000円程
■合計 :10,000円程

ポイント

・ホームルーターは、メインの光回線の障害等トラブル時のバックアップ用の回線や、
 通信するデータ量が増えてデータ量が混雑して遅くなる場合の分散用の回線に利用

パターン4.光回線×モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)

ネット回線を次の組み合わせで利用するパターンです。

– メイン利用::光回線

– サブでの利用: モバイルWi-Fi(モンスターモバイル 等)

モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)の例:

【MONSTER MOBILE】
月20GBプラン・50GBプランで1,000円台~2,000円台です。以下は、公式HPです。

モンスターモバイル

月額コスト例(費用感)

光回線A:5,000円程
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi):2,000円程
■合計 :7,000円程

ポイント

・モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)は、メインの光回線の障害等トラブル時の

 バックアップ用の回線や、通信するデータ量が増えてデータ量が混雑して遅くなる場合の

 一時的な分散用の回線に利用

・出張・旅行やカフェでの仕事等外出先では、モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)を利用して

 インターネット接続ができる。

パターン5. ホームルーター×スマホでのテザリング(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)

ネット回線を次の組み合わせで利用するパターンです。

– メイン利用::ホームルーター(SoftBank Air/ドコモhome5G/WiMAX+5G 等)

– サブでの利用:スマホでのテザリング(mineo、日本通信SIM等の格安SIMの
  大容量(20G)プランや楽天モバイル(最強プラン)等のデータ量無制限プラン
  でのテザリング)

光回線の配線工事が不可の賃貸住宅等でも、このパターンでネット回線を2回線
利用することが可能です。

月額コスト例(費用感)

ホームルーター:5,000円程
スマホでのテザリング 格安SIM大容量(20GB)プラン:2,000円程
■合計 :7,000円程

ポイント

・スマホのテザリングは、メインのホームルーターの障害等トラブル時の

 バックアップ用の回線や、通信するデータ量が増えてデータ量が混雑して遅くなる場合の、

 一時的な分散用の回線に利用

パターン6. モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)×スマホでのテザリング(格安SIMのデータ大容量または無制限のプラン)

ネット回線を次の組み合わせで利用するパターンです。

– メイン利用::モバイルWi-Fi(モンスターモバイル 等)

– サブでの利用:スマホでのテザリング(mineo、日本通信SIM等の格安SIMの
  大容量(20G)プランや楽天モバイル(最強プラン)等のデータ量無制限プラン
  でのテザリング)

パターン5のホームルーターの代わりに、

モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)を利用するパターンです。


光回線の配線工事が不可の賃貸住宅等でも、このパターンでネット回線を2回線
利用することが可能です。

月額コスト例(費用感)

モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi):2,000円程
スマホでのテザリング 格安SIM大容量(20GB)プラン:2,000円程
■合計 :4,000円程

ポイント

・スマホのテザリングは、メインのホームルーターの障害等トラブル時の

 バックアップ用の回線や、通信するデータ量が増えてデータ量が混雑して遅くなる場合の、

 一時的な分散用の回線に利用

・モバイルWi-Fiは、データ容量が決まっているプランが多いため、
 家で仕事をする場合等では、おすすめしないパターンです。
 家でインターネット接続するデータ量が少なく、料金を抑えつつ2回線用意したい場合の
 パターンです。

家のネット回線を2回線持つ「メリット・デメリット」

■メリット

・どちらかネット回線に障害等トラブルがあっても、家での仕事や作業が止まらない安心感

・Web会議・動画・VOD同時視聴・オンライン授業など、帯域を気にしなくてよい
 (データ量が増えて、データが混雑して、つながりにくくなる心配がない)

■デメリット

・月額費用・初期費用※が単純に2回線分かかる
  ※光回線の場合は、光回線の配線工事費用も

・2回線分の管理が必要になる
 (契約・支払い・利用の管理等)

まとめ

2回線とも高スペック・高額プランの回線にせず、片方はスマホでの

テザリング(格安SIM)等を活用するなど、
コストとのバランスを考え、自分達にあったネット環境にしましょう。

おすすめは、通信の速度・信頼性と月額費用とのバランスが一番よくコスパの良い、

パターン1です。


もし、家での仕事で、インターネット接続の信頼性(ネット回線のトラブルや

繋がりにくい事象を極力避けたい)を最も高めたい場合※は、パターン2がおすすめです。

 ※二人とも、高い信頼性が求められるリモートワーク(在宅勤務)を実施している等

 - パターン1: 光回線×スマホでのテザリング

 - パターン2:光回線×光回線(物理的な光回線網・プロバイダの異なる光回線)

パターン1だと月額7,000円程、パターン2だと月額10,000円円程です。

夫婦やパートナーで、家のネット回線を2回線持つ場合、
自分達にあったネット回線の組み合わせにして、
快適に生活を実現しましょう!

主な光回線の「月額料金」・「特徴」・「物理的な光回線網を光回線会社独自に
構築しているかNTTフレッツを借用しているか」等や、
ホームルータの「月額料金」・「特徴」「おすすめ」は、下記記事の中の表でまとめています。

「ネット無料物件が遅すぎる」自分だけ有料回線を引く方法と費用感
まず、インターネット無料の賃貸物件(マンション・アパート・戸建て等)でも、管理会社や大家の許可を得れば、自分だけの有料の「光回線」を引くことは可能です。また、管理会社や大家の許可を得られない場合は、光回線ではなく工事不要な「ホームルーター」...

併せて確認下さい。

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