「とりあえず開通したまま」「とくに不満もないし…」
そんな理由で、5年前の光回線をそのまま使っていませんか?
実は、「ものすごく損している可能性」があります。
通信技術、料金プランは、5年で大きく進化しました。
特に最近の光回線は、「IPv6 IPoE技術での通信」により、
通信データが混雑している時間帯でも繋がりやすくなり、
安定した高速通信が可能になっています。
また、「高性能な高速Wi-Fiルーターの無料レンタル」「初期費用0円」など、
乗り換え特典が充実している光回線が増えています。
昔の申し込み内容(接続条件・利用金プラン)の光回線を利用しつづけていると、
「ものすごく損している」ことになっている可能性があります。

ここでは、5年以上前の光回線を使い続けている「光回線の放置ユーザー」が
「知らない間に損している4つのこと」と「解決策」「見直して得すること」を、
わかりやすく解説します。

光回線の通信料金を毎月それなりに支払っているのに、
昔の申し込み内容のまま放置して、
「ものすごく損している」のは、とてももったいないです。
5年前の光回線をそのまま放置して利用しつづけている場合は、
利用する光回線の内容を見直して、
安く快適にインターネットが利用できる環境にしましょう。
費用対効果のある生活環境にして、生活の質をアップさせましょう。
【損していること①】. 接続方式の条件が昔のまま(通信速度が昔のまま)。PPPoE方式だけの回線は“時代遅れ”に
5年前の多くの光回線は、
「IPv4 PPPoE方式」や「IPv6 PPPoE方式」と呼ばれる接続方式(通信する技術)が
主流でした。
この方式では、夜間や休日など、その光回線会社を利用しているユーザの
通信データが増える時間帯では、光回線会社の通信設備で処理するデータが混雑し、
通信速度が遅くなるのが当たり前※でした。
※特に、光回線サービスの提供会社がNTTのフレッツ光を借用して光回線サービスを
提供している光コラボレーションと呼ばれる形態の光回線で顕著。
NTTのフレッツ光を借用せず、光回線サービスの提供会社自身が、独自で物理的な
光回線網を構築して光回線サービスを提供している形態では、提供会社自身が柔軟に
設備増強するため影響は少ない
(NURO光、auひかり、地域独自の電力会社・自治体系光回線等)
いま主流となっている接続方式(通信する技術)は、v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式です。
これは混雑するポイントを避けて接続する仕組み※で、
夜間や休日等利用者の通信データが多い時間帯でも、安定した高速通信が可能です。
※通信データの混雑が少ない通信経路(通信量が増えると混雑しやすい
光回線会社のネットワーク終端装置を経由しない経路)を利用する仕組み
<参考>詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて、ご参考下さい。


■最新の接続方式※1を利用する光回線では、下り通信速度が「600〜800Mbps」程
安定してでるのが普通ですが、古い接続方式※2のままだと「夜間や休日など
通信データが多く混雑している時間帯では10Mbps以下」しかでないことも珍しくありません。
※1 v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式
※2 「IPv4 PPPoE方式」や「IPv6 PPPoE方式」
■(特に注意!)光回線のHP等でv6プラス等の「IPv6 IPoE」方式対応と記載されていても、
昔の契約内容のままだと、自分の契約内容(自分が利用している接続方式)が、
v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式でない場合があります。
光回線の契約時の書類やマイページ、問合せ窓口への問い合わせで、
「自分の接続方式」が、v6プラス等のIPv6 IPoEとなっているか確認しましょう。

解決策
v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式の光回線に乗り換えましょう。
(【補足】:NTTのフレッツ光を借用せず、光回線サービスの提供会社自身が、
独自で物理的な光回線網を構築している光回線では、自前で柔軟に通信設備等を
増強しているため、通信データ混雑時の影響は少ないです。
v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式に対応している光回線の代わりに、
独自で物理的な光回線網を構築している地域独自の
電力会社・自治体系光回線等を利用するという方法もありです)
<参考>IPv6のIPoEやv6プラスについての詳細は、
こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて、ご参考下さい。

各光回線のv6プラス等の「IPv6 IPoE」方式への対応状況と、
特徴・月額料金の一覧を、この記事の下に示します。
また、乗り換え先のおすすめ候補は、
「NURO光」「おてがる光」「excite MEC光」「GMOとくとくBB光」です。
それぞれの光回線の特長を解説します。
自分が光回線に求める優先事項に合わせて、自分にあった特長の光回線を選びましょう!

おすすめ光回線候補①【安定した高速通信+コスパを最優先】:NURO光
「安定した高速通信とコスパ」を最優先する場合は、「NURO光」がおすすめです。
「NURO光」は、v6プラス同等の独自技術でIPoE対応しており、かつ、
独自で物理的な光回線網を構築しています。
そのため、夜間や休日等利用者の通信データが多い時間帯でも、
安定した高速通信が可能です。
また、月額料金も比較的安く、コスパがとても良いです。
ただし、NURO光を利用できるエリアが限られているため、
この記事の下にある光回線一覧に記載しているNURO光のHP
(もしくは下記リンクのNURO光のHP)にて、利用可能エリアか確認してみましょう。
高速インターネットNURO 光
おすすめ光回線候補②【格安の月額料金を最優先】:おてがる光、excite MEC光
「おてがる光」「excite MEC光」は、v6プラスでIPv6 IPoEに対応しており、
かつ、月額料金が格安です。
(税込でマンションタイプが月額3000円台、戸建てタイプが月額4000円台)
「毎月の通信費をシンプルに抑えたい」場合は、
「おてがる光」「excite MEC光」がおすすめです。
複雑な条件なし!契約期間しばりなし光回線【おてがる光】

おすすめ光回線候補③【高額キャッシュバック等充実した特典を最優先】:GMOとくとくBB光
「GMOとくとくBB光」は、v6プラスでIPv6 IPoEに対応しており、
実際の通信速度の評判がよいです。
株式会社イード主催の光コラボ※アワード2023・2024において
総合満足度2年連続NO.1となっており、回線スピードの部でも1位となっています。
※NTTのフレッツ光を借用して、光回線サービスを提供する光回線会社の形態
月額料金は平均的ですが、高額キャッシュバック等特典が充実している特長があります。
高額キャッシュバック等の特典の内容は時期毎に変動します。
随時、HPを覗いてみましょう。
「高額キャッシュバック等充実した特典」を優先したい場合は、
「GMOとくとくBB光」がおすすめです。

その他おすすめ光回線候補【家でインターネット接続することが少ない】:BB.excite光 Fit
「BB.excite光 Fit」は、他の光回線と異なり、その月に通信したデータ量に合わせて、
段階的にその月の料金が決まる従量制の料金タイプとなっています。
外出が多い等で、「家でインターネット接続することが少ない」場合は、
その月に通信したデータ量に合わせて、
段階的に料金が決まる従量制の料金タイプの光回線「BB.excite光 Fit」が最適です。
その月に通信したデータ量が少ないと、その月の月額料金がとても格安になります。
(その月の月額料金の上限も決まっており、上限の額もマンションで4000円台の前半・
戸建てで5000円台の後半です。)


(注意点)各光回線がHP等でv6プラス等の「IPv6 IPoE」対応と書いてあっても、自分の接続方式は「IPv6 IPoE」ではない可能性(契約時の内容は古い方式のまま)
自分が今使っている光回線が、下に記載した一覧やHP等で、
v6プラス等の「IPv6 IPoE」対応と書いてあっても、注意が必要です。
今使っている光回線が下に記載した一覧や各社HPで、v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式に
対応となっているが、自分の契約内容(自分が利用している接続方式)が、v6プラス等の
「IPv6 IPoE」方式になっていない可能性があります。
それは、自分の接続方式が、契約時の契約内容(契約時の条件)のまま
となっているためです。
今使っている光回線を使い続けたい場合は、今使っている光回線会社の
問い合わせ窓口やHPにて、接続方式をv6プラス等の「IPv6 IPoE」方式に変更する
条件と手続き方法を確認し、v6プラス等の「IPv6 IPoE」方式に変更しましょう。

v6プラス等の「IPv6 IPoE」対応の光回線の一覧・月額料金等
v6プラス等の「IPv6 IPoE」対応の光回線と、各光回線の月額料金・特徴・HPを、
わかりやすく一覧で示します。
月額料金は、基本の1Gbpsプラン(1ギガプラン)で示しています。
(NURO光の場合は、基本の2Gbpsプラン(2ギガプラン)で示しています)
どの光回線を利用するか検討する際は、この一覧で検討すると分かりやすいです。
どの光回線を利用するか検討する際は、この一覧をぜひ参考にしてください。
※BB.excite光 Fitのその月の利用データ量毎の月額料金(税込)
30GB未満 : 2,640円(マンション)・3,520円(戸建)
200GB未満: 3,410円(マンション)・4,290円(戸建)
500GB未満: 4,180円(マンション)・5,060円(戸建)
500GB以上: 4,180円(マンション)・5,830円(戸建)

【損していること②】. 月額料金が高い
各光回線の月額料金は、価格競争・新しい料金プランや新しい光回線の登場によって、
昔より安くなっています。
今利用している光回線を契約した際の料金プランだと、
最新の光回線や料金プランと比較して、高くなっていることが多いです。
光回線を乗り換え、新しい光回線で新しい料金プランを利用することで、
月額料金を安くすることができます。
また、
今利用している光回線を申し込んだ際に、
「一定期間、月額料金が安くなる特典・キャンペーン」が付いていることが多くあります。
この「一定期間、月額料金が安くなる特典・キャンペーン」の期間が、気づかないうちに過ぎて、
月額料金の割引が終わり、月額料金が高くなっていることが、よくあります。

今利用している光回線を申し込んだ際の
「一定期間、月額料金が安くなる特典・キャンペーン」の期間が過ぎても、
誰も教えてくれません。
「何もしてないのに、知らないうちに光回線の毎月支払額が高くなってる」
ということになっています。
「一定期間、月額料金が安くなる特典・キャンペーン」価格が終了した後、
通常の月額料金プランとなり、月額5,500円〜6,000円以上の支払いに
なっていることもあります。
最新の各光回線の月額料金は、価格競争・新しい料金プランや新しい光回線の登場によって、
昔の光回線の月額料金より安くなっていることが、多いです。
今の月額料金が高い場合は、
利用する光回線を、今の自分に合った光回線に見直しましょう。

解決策
上の1章の「v6プラス等の「IPv6 IPoE」対応の光回線の一覧・月額料金等」で記載した
「各光回線の特長」「優先事項にあったおすすめ光回線」「光回線の一覧の月額料金」をみて、
自分が光回線に求める優先事項にあった特長の光回線を選びましょう。
優先事項に合った、おすすめ光回線は、
上の1章の「解決策」で記載した内容と同じになります。
光回線を乗り換え、最新の料金プランを利用することで、
年間数万円以上の節約が可能になります。

■おすすめ候補①【安定した高速通信+コスパを最優先】:NURO光
高速インターネットNURO 光
■おすすめ候補②【格安の月額料金を最優先】:おてがる光、excite MEC光


■おすすめ候補③【高額キャッシュバック等充実した特典を最優先】:GMOとくとくBB光
シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!
■その他のおすすめ候補【家でインターネット接続することが少ない】:BB.excite光 Fit
段階料金制のインターネット光回線【BB.excite光 Fit】
それぞれの詳細は、ぜひ1章の「解決策」の解説をご参考ください。

【損していること③】. 光回線会社からレンタルし続けているWi-Fiルーターが古い機種のまま
今の光回線を契約した際に、Wi-Fiルーターを光回線会社からレンタルしている場合、
レンタルで使用しているWi-Fiルーターは、技術の進化により性能が劣るようになります。
(11ac(Wi-Fi 5)以前の規格にしか対応していない等)
とくに、最新のWi-Fiの通信規格に対応していない(Wi-Fi 6やWi-Fi 6E等が使えない)
ことで、通信速度の低下を感じやすくなります。
今の主流は「Wi-Fi 6」対応ルーターです。
最新の通信規格に対応したパソコンやスマートフォンを利用する場合、
古い通信規格しか利用できないWi-Fiルーターでは、
最新のパソコンやスマートフォンの性能を最大限発揮することが、できなくなります。

複数台のスマホ・PC・スマート家電等のデバイスを同時につないでも、
最新の通信規格に対応したWi-Fiルーターだと、高速で安定した通信が可能です。

解決策
最新の光回線では、レンタルできるWi-Fiルーターが、
通信規格「Wi-Fi 6」以上に対応していることも多いです。
光回線の見直しに合わせて、
通信規格「Wi-Fi 6」以上に対応したWi-Fiルーターをレンタルしましょう。
また、自分で通信規格「Wi-Fi 6」以上に対応したWi-Fiルーターを購入して、
利用する方法もあります。
「Wi-Fiルーターの寿命・交換時期」と「おすすめのWi-Fiルーター」は、
こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみましょう。


【損していること④】. 住んでいる場所で、以前利用できなかった光回線が利用できるようになった(「提供エリア」が広がった)
光回線によっては、利用できるエリアがとても限られているものがあります。
特に、NTTのフレッツ光を借用して光回線サービスを提供する形態ではなく、
各光回線サービス提供会社自身が独自に物理的な光回線設備・光回線網を構築している
「NURO光」や「auひかり」等は、利用できるエリアがとても限定的です。
しかし、この5年で利用できるエリアが拡大されています。
以前は、エリア対象外で利用をあきらめていた光回線も、
今なら自分の住んでいる場所がエリア内となり、利用できるケースが増えています。
解決策
上の1章の「v6プラス等の「IPv6 IPoE」対応の光回線の一覧・月額料金等」で記載した
各光回線会社のHPで、自分の住んでいる場所が利用できるエリアに変わっていないか、
確認してみましょう。
自分が住んでいる場所で利用できる光回線の選択肢が増えていることが、
大いにあります。
例えば、NURO光を利用したかったが、以前はエリア外で利用をあきらめていた。
しかし、NURO光が利用できるエリアが広がり、今は、NURO光が利用できるように
なっている。等のケースが良くあります。

まとめ
5年前の光回線を「そのまま放置して利用しつづけている」のは、
「ものすごく損している可能性」があります。
とてももったいないです。
最新の光回線や最新の料金プランに乗り換えることで、
- より高速で安定したインターネット通信が可能
- 月額料金が安くなり、通信費削減
が可能になります。
家のインターネット環境の快適さと通信費の最適化は、
生活の質への効果がとても大きいです。
昔の光回線を、昔の契約のまま放置して利用し続けている場合は、
最新の光回線や最新の料金プランに乗り換えて、
通信費を下げつつ、快適なインターネット環境に変えましょう。
コスパよく、快適にインターネットが利用できる環境にして、
生活の質を向上させましょう!

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