ネット回線は、電気・ガス・水道みたく、現代の生活に必須なインフラ環境です。
ただ、引越しが予定されている際、電気・ガス・水道と比べて、
引越し先でのネット回線の準備は、忘れがちになります。
特に、急な単身赴任や、職場の変更・異動など、
前もって、十分に準備の時間が取れない場合や時間的・精神的に余裕がない場合は、
引っ越し先でのネット回線の準備を忘れないよう、なるべく気を付けたいです。
この記事では、「引っ越し先でインターネット回線を確保する」一般的な流れを紹介します。
また、「光回線等の開通までの間の、ネット接続の代替手段」を紹介します。
光回線等ネット回線の種類によっては、申し込みから利用可能になるまで、
1か月以上かかる場合もあります(特に引越しが多い時期等繁忙時期は)
引越しの予定があり、生活する場所が変わる場合、
引越し先でインターネットができるように、
あらかじめ、引越し先でのネット回線を準備する計画を、立てておきましょう。
光回線等の開通に時間がかかり、すぐには利用できない場合、
開通までの間の主な代替手段として、モバイルルータ-のレンタルや、
現在利用中のスマホでのテザリングを利用しましょう。
引っ越し先でインターネット回線を確保する流れ
引っ越し先でインターネット回線を確保する方法は、
現在の契約状況や新居の条件によって、異なってきます。
一般的な手順は、下に示す4stepです。
現在の契約内容を確認する
まず、現在利用しているインターネット回線の種類とプロバイダーを、確認しましょう。
主な回線の種類には光回線、ADSL、ISDN、CATV、ホームルーター、
モバイルルーターがあります。
ADSLとISDNは2024年に廃止予定のため、いまADSLとISDNを利用している場合は、
新しい回線への検討が必須です。
現在の回線を継続利用か、新規契約か決める
■継続利用:
現在の回線を引っ越し先でも使いたい場合は、契約先会社もしくはプロバイダーに、移転を伝えます。
光回線の場合、移転の申し込み、移転先での工事日の調整・開通工事・初期設定を行います。
移転手続きには工事費がかかる場合があるので、
契約先会社もしくはプロバイダーへ、事前に確認しましょう。
■新規契約:
新しい回線を契約する場合は、引っ越し先で利用可能な回線を選び、契約します。
新規契約はキャッシュバック等の特典がある場合もあり、お得になることがあります。
同じ回線種別・契約先でも、古い回線の解約・新しい回線の新規契約とする場合の方が
キャッシュバック等の特典により、お得になることがあります。
契約先会社もしくはプロバイダーの「新規契約時の特典状況」を、事前に確認しておきましょう。
【(参考)ドコモ光の場合の新規契約時の特典一覧】
ドコモ光の場合の各販売代理店の特典一覧は、こちらの記事を参考ください。
工事の必要性の確認
引っ越し先に希望するインターネット回線が導入されていない場合は、開通工事が必要です。
引っ越し先で開通工事ができるか、
引越し先(賃貸の場合は、賃貸契約先の会社等)に確認しましょう。
電柱から建物へのケーブル引き込みや、室内の専用コンセント設置などの工事が必要となります。
(インターネット回線を契約する会社側にて実施)
代替手段の検討
引っ越し後すぐにインターネットを利用したい場合は、
現在利用中のスマホでのテザリングの利用や、
工事不要のホームルーターやモバイルWi-Fiルーターを契約して、利用する方法があります。
上にあげた方法だと、すぐに利用開始できるメリットがあります。
(スマホでのテザリングの場合、通信した分、契約しているスマホの回線のデータ量を
消費します。使用量には十分注意し、光回線等のネット環境が整うまでの暫定期間での利用
としましょう。)
詳しくは、
本記事の下にある”光回線等のネット回線が開通するまでの代替方法”の章に記載しています。
■上にあげた4stepの手順を参考に、引っ越し先でのインターネット回線を計画的に準備しましょう。
光回線の新規申し込み・移転手続きにかかる期間
光回線の移転手続きには、一般的には、
申し込みから開通まで2週間から1か月程度かかってしまいます。
ただ、繁忙期や混雑状況によっては、1か月以上かかることもあります。
工事自体は1時間半程度で完了することが多いですが、
工事開始まで1か月以上待たされることがあります。
特に引っ越しシーズン(2月から5月等)は予約が集中しやすく、
工事の予約が取りづらくなります。
早めに、光回線の新規申し込みや、移転の手続きを開始しましょう。
光回線等のネット回線が開通するまでの代替方法
代表的な方法は3つ※です。光回線等の開通までの期間や、
自身のスマホ回線の契約内容を踏まえ、代替方法を検討しましょう。
※ホームルーターを契約し利用、モバイルルータを契約し利用、
現在契約しているスマホのテザリングの利用
ホームルーターを契約し利用
例えば、ドコモのhome5Gや、SoftBank Airなどが代表的です。工事不要で簡単に設置できます。
【メリット】: 引越し後すぐに利用可能で、通信速度も比較的安定しています。
【デメリット】: 光回線に比べると通信速度が遅い場合があります。
【(参考)ドコモのhome5Gについての詳細】
ドコモのhome5Gに関する詳細は、こちらの記事を参考ください
モバイルルーター(ポケット型WiFi)を契約し利用
例えば、GMOとくとくBB WiMAXや、BIGLOBE WiMAXなどが代表的です。
持ち運び可能で、自宅でも外出先でも利用可能。工事不要で簡単に設置できます。
【メリット】: 契約が簡単で、すぐに利用開始できます。
レンタルサービスがある所もあり、特に短期間での利用に便利です。
【デメリット】: 通信速度が遅く、データ使用量に制限がある場合があります。
【(参考)「GMOとくとくBB WiMAX」、「BIGLOBE WiMAX」の詳細】
「GMOとくとくBB WiMAX」、「BIGLOBE WiMAX」については、下記HPを参考ください。
スマホのテザリング
自分のスマホをルーター代わりにして、パソコン等をスマホ経由でインターネット接続を行う
方法です。携帯会社と契約しているスマホの回線経由でインターネット接続します。
【メリット】: 追加の機器が不要で、手軽に利用できます。現在のスマホ回線の契約が
テザリング可能であれば、新たな契約も不要です。
【デメリット】: スマホ回線のデータ量を使用するため、データ使用量が多いと速度制限が
かかる可能性があったり、通信速度も安定しないことがあります。
【(参考)テザリングについての詳細】
テザリングに関する詳細は、こちらの記事を参考ください
■上に挙げた代替方法を利用することで、引越し先で光回線等の固定回線が開通するまでの間、
パソコン等でインターネットを利用することができます。
特にモバイルルーターのレンタルサービスは、短期間の利用に適しており、便利です。
以下のように対応するのが、おススメです。
・引越し先で光回線等の固定回線が開通するまでの間、
スマホのテザリングで対応できる場合は、スマホのテザリングで対応する。
・対応しきれない場合は、モバイルルーターのレンタルサービスを利用する。
・固定回線の開通までが長期に及ぶ、もしくは固定回線の開通工事ができない場合は、
ホームルーターを利用する。
まとめ
ネット回線は現代の生活に必須なインフラ環境です。
(生活の質に直結する大事な環境です)
ただ、引越し先でのネット回線の準備は、忘れがちになります。
(特に、急な単身赴任や、職場の変更・異動など)
紹介した
「引っ越し先でインターネット回線を確保する」流れを参考に、
事前に引越し先のネット回線を準備してみては、いかがでしょう。
特に光回線は開通まで時間がかかり、すぐには利用できない場合がよくあります。
光回線等の開通までの間は、ホームルーターやモバイルルーター、
もしくは、スマホのテザリングでネット接続するのが、おススメです。
【(参考)ドコモ光の場合の新規契約時の特典一覧・ドコモ光の申し込み代理店窓口一覧】
【(参考)home5Gの申し込み窓口・ドコモのhome5Gとは】
【(参考)ネット回線のoricon最新顧客満足度ランキング】
【(参考)スマホでのテザリングの実施方法】
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