夏休みや年末年始の休みで実家に帰省したり、長期旅行に行った後、
家のWi-Fiがつながらない!
そんなトラブルが発生することがあります。
その多くの原因は、Wi-Fiルーターの下のようなことです。
- 内部のキャッシュ(メモリ)の蓄積
- 高温・湿気による劣化
- ホコリや雷による不具合 等
ここでは、
長期不在後にWi-Fiルーターが不調になる「原因」と「復旧方法」、
「再発防止のための対策」を解説します。
長期不在後に家に帰ってきて、家のWi-Fiがつながらない場合は、
あせらず落ち着いて、復旧方法を試しましょう。
また、Wi-Fiルーターの不調が続く場合は、Wi-Fiルーターの寿命がきていたり、
劣化している可能性があります。
Wi-Fiルーターの買い替え等で再発防止し、快適なインターネット環境にしましょう。

長期不在でWi-Fiルーターがつながらなくなる原因とは?
帰省や長期旅行等で長期不在にした後、家のWi-Fiがつながらない場合は、
Wi-Fiルーターで不調がおきていることが多いです。

原因①:Wi-Fiルーター内部のキャッシュ(メモリ)が溜まっている
Wi-Fiルーターは、小さなパソコンのような電子機器です。
長期間電源を入れっぱなしにしていると、
Wi-Fiルーターの内部でキャッシュ※が溜まりすぎて、
処理能力が著しく落ちたり、動作が不安定になることがあります。
※(参考)キャッシュとは:
一度読み込んだデータを一時的に保存し、次回同じデータにアクセスする際には
保存されたデータを読み込むことで、処理を高速化する仕組みです。
しかし、キャッシュが過剰に蓄積されると、
処理能力が著しく落ちたり、動作が不安定になることがあります。
原因②:高温・湿気による劣化
夏(7~9月頃)は特に家の中が高温多湿になります。
帰省や旅行等の長期不在時に、家のエアコンを切っていると
室温が35℃以上になることもあります。
Wi-Fiルーターは電子機器のため、熱や湿気の影響をうけやすいです。
高温や湿気により、 Wi-Fiルーター内部の部品(電子回路等)が劣化したり、
誤作動を引き起こしたりします。
原因③:インターネット回線業者側のメンテナンス等によるIPアドレス変更
長期間使っていない間に光回線等のインターネット回線事業者側で
設備メンテナンスが行われ、IPアドレスが変更されている場合があります。
その際、Wi-Fiルーターが自動で新しい接続情報を取得できず、
通信が不安定になる可能性があります。
原因④:ホコリや雷による不具合
Wi-Fiルーター内にホコリが入り込み、気づかないうちに、
Wi-Fiルーターがダメージを受けていることがあります。
また、長期不在時に発生した落雷や電力系統の異常によって発生した過電流・過電圧によって、
気づかないうちに、Wi-Fiルーターがダメージを受けていることがあります。

すぐにできる復旧方法【4ステップ】
長期不在後に家に帰ってきて、家のWi-Fiがつながらない場合は、
あせらず落ち着いて、次の「4ステップの復旧方法」を試しましょう。
ステップ1:Wi-FiルーターとONUの電源をリセット
- まずWi-FiルーターとONU(光回線終端装置)の電源を、Wi-Fiルーター → ONUの順に切ります。
- Wi-Fiルーター → ONUの順にコンセントから電源コードのプラグを抜き、5分程度放置します。
- ONU → Wi-Fiルーターの順で、コンセントに電源コードを差し込み、電源を入れ直します。
Wi-Fiルーターの一時的な不具合の場合、電源リセットで復旧することが多いです。

ステップ2:通信ケーブルの配線状況の確認
Wi-FiルーターやONUに接続している通信ケーブルの配線状況を確認します。
・Wi-FiルーターやONUに接続している
通信ケーブル(LANケーブル・光ケーブル等)の接続が緩んでいないか
・ホコリや湿気で通信ケーブルの接続端子が腐食していないか
通信ケーブルの接続が緩んでいましたら、一度Wi-FiルーターやONUから抜いて、
Wi-FiルーターやONUに差し直しましょう。
通信ケーブルの接続端子が腐食していましたら、
ケーブルを買い直して、新しいケーブルで配線しなおしましょう。
ステップ3:Wi-Fiルーターを冷却・掃除する
長期不在中にWi-Fiルーター自体に熱がこもっていることがあります。
・溜まっているホコリをエアダスター等で除去しましょう。
・Wi-Fiルーターを風通しの良い場所に設置し直しましょう。
ステップ4:初期化して再設定
ステップ3までで、どうしても復旧しない場合は、
Wi-Fiルーター背面等にあるリセットボタン等で初期化し、
その後、Wi-Fi名(SSID)やパスワード等、Wi-Fiルーターを再設定します。

(それでも直らない場合は?)2章で紹介した方法で直らない場合の対応方法・不調が続く場合の再発防止策
2章で紹介した復旧方法で直らない場合や、一時的に復旧するがまだ不調が続く場合は、
Wi-Fiルーターが劣化していたり、寿命がきている可能性があるため、
「Wi-Fiルーターの買い替え・交換」がベストです。
一般的に、Wi-Fiルーターの寿命は 4〜5年 とされています。
(ただし、使用環境や機種によっては、より短くなる場合もあります)
(参考)Wi-Fiルーターの寿命と交換時期・長持ちさせるコツについては、
こちらの記事で詳しく解説しています。併せて、ご参考ください。

買い替え先におすすめの定番WiFiルーター
Buffalo社の製品がコスパに優れ、設定等が簡単で初心者等でも扱いやすく
おすすめです。
一人暮らしであれば、AirStation WSR-1500AX2L、
そうでなければ、AirStation WSR-3000AX4Pが
価格と必要性能とのバランスがとれて、良いです。
より快適なインターネット環境を求める場合は
AirStation WXR-11000XE12やAirStation WXR9300BE6Pを利用しましょう。
【Wi-Fi 6 対応 エントリーモデル】
5Ghz帯はWi-Fi 6規格対応ですが、2.4GHz帯はWi-Fi 4の規格のモデルです。
基本はWi-Fi 6規格の5Ghz帯でWi-Fiルーターと接続しましょう。
5Ghz帯は、2.4Ghzと比べると狭い範囲で接続となるため、
一人暮らし等、あまり大きな家でない場合に向いています。
推奨利用環境:戸建2階建やマンション3LDK向け
【Wi-Fi 6 対応 スタンダードモデル】
価格と必要性能とのバランスがとれているモデルです。
推奨利用環境:戸建3階建て マンション4LDK向け
【Wi-Fi 6e 対応 スタンダードモデル】
Wi-Fi 6eの通信規格まで対応しています。
接続するパソコンやスマホ等がWi-Fi 6eまで対応しており、Wi-Fi 6eでつなげたい場合に
利用しましょう。
推奨利用環境:戸建3階建 マンション4LDK向け
【Wi-Fi 7 対応 ハイパフォーマンスモデル】
Wi-Fi 7の通信規格まで対応しています。
接続するパソコンやスマホ等がWi-Fi 7まで対応しており、Wi-Fi 7でつなげたい場合に
利用しましょう。
推奨利用環境:戸建3階建 マンション4LDK向け
Wi-Fiルーターの買い替えが面倒な場合は
Wi-Fiルーターの故障や寿命の度に、Wi-Fiルーターの買い替えをするのが面倒な場合は、
「Wi-Fiルーターを無償レンタルできるネット回線(光回線)を利用」
する方法があります。
例えば、NURO光だと、Wi-Fiルーターを無償でレンタルでき、
レンタルしているWi-Fiルーターが故障・不具合になった場合は、無償で交換依頼ができます。
NURO 光

まとめ
長期不在している間に、家のWi-Fiが不調になることは、珍しいことではありません。
その多くの原因は、Wi-Fiルーターの下のようなことです。
- 内部のキャッシュ(メモリ)の蓄積
- 高温・湿気による劣化
- ホコリや雷による不具合 等
長期不在後に家に帰ってきて、家のWi-Fiがつながらない場合は、
あせらず落ち着いて、上の2章で解説した「4ステップの復旧方法」を試しましょう。
2章で紹介した復旧方法で直らない場合や、一時的に復旧するがまだ不調が続く場合は、
Wi-Fiルーターが劣化していたり、寿命がきている可能性があるため、
「Wi-Fiルーターの買い替え・交換」がベストです。
2章で紹介した復旧方法で直らない場合や、一時的に復旧するがまだ不調が続く場合は、
Wi-Fiルーターの買い替え・交換をして、
快適にインターネットが利用できる環境にしましょう。

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