家にWi-Fiルーターを設置した後、次のような悩みが発生することがあります。
「Wi-Fiの電波が弱い…」
「リビング全体や他の部屋に電波が届かない…」
「家全体に電波が届かない…」
「配線がむき出しはイヤで、おしゃれに隠したいけど、ネット接続が遅くなるのは困る」
「ほこり避けに隠したいけど、電波が届かなくなるのは困る」
実は、Wi-Fiルーターの”設置場所”や、
置くラック(棚)・Wi-Fiルーターを収納するケースの”素材”によって、
Wi-Fiルーターからの”電波の強さや安定性”が大きく変わります。
見栄えやほこり避けのために、Wi-Fiルーターを隠して設置すると、
Wi-Fiの電波が遮られ、電波が弱くなり、広範囲に電波が届かなくなりがちです。
「Wi-Fiルーターの電波を広範囲に強く届けたい」
「見栄えやほこり避けに、Wi-Fiルーターを隠して設置したい」
この2つをうまくバランスをとる必要があります。
ここでは、
・ありがちなWi-Fiルーター設置の失敗例
・電波が強くなる設置方法
・素材別・おすすめのWi-Fiルーター設置ラック&Wi-Fiルーター収容ケース選び
を詳しく解説します。
「Wi-Fiルーターの電波を広範囲に強く届けたい」
「見栄えやほこり避けに、Wi-Fiルーターを隠して設置したい」
この2つのバランスがとれた最適な設置場所に、Wi-Fiルーターを設置して、
家の中を快適な空間にしましょう。

【悩みの原因】Wi-Fiルーター設置で失敗しがちな3パターン
Wi-Fiルータで失敗しがちな設置方法は以下の3つのパターンです。
- テレビの裏や床置きにしている
- 壁の中に隠してしまっている(壁の中の収納スペースに隠して設置する)
- インテリア優先で金属製ラックに置いている
其々のパターンを詳しく解説していきます。

テレビの裏や床置きにしている
見た目をスッキリさせるためにテレビボードの裏に置いたり、床に直置きしていませんか?
この設置方法は、Wi-Fiルーターから届く電波が弱くなる大きな原因です。
特にテレビなどの大型家電は、金属部品が内部に使われており、
Wi-FiルーターからのWi-Fiの電波(2.4GHz/5GHz)を遮断・反射してしまいます。
テレビ等の大型家電の裏や、床に直置きしないようにしましょう。
壁の中に隠してしまっている(壁の中の収納スペースに隠して設置する)
配線ボックスや壁の収納スペースに、Wi-Fiルーターをしまい込むのもNGです。
厚い壁材や扉で遮られると、電波は大幅に弱まります。
特にコンクリート壁や金属製のボックスは、電波をほぼ通しません。
壁の中に収納しないようにしましょう。
インテリア優先で金属製ラックに置いている
アイアンラック等の金属製のラック(棚)はスタイリッシュでおしゃれですが、
金属の素材は電波を遮るため、Wi-Fiルーターを設置する環境には不向きです。
なるべく金属製のラックには設置しないようにしましょう。
【解決策・対応策】Wi-Fiルーターの電波を最大限に活かす設置方法
Wi-Fiルーターの電波を家の中に最大限に届けるためには、
次の3つのポイントを意識した場所にWi-Fiルーターを設置しましょう。
- 可能ならリビングの中央付近、1m〜1.5mの高さに設置
- 電波を通しやすい素材のラックに置く(収納ケースを使う場合は、電波を通しやすい素材)
- 通気性のよい場所へ設置

可能ならリビングの中央付近、1m〜1.5mの高さに設置
Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターを中心に球状に広がる性質があります。
家の中心に近いリビング、かつ床から1m〜1.5mくらいの高さに設置するのが最適です。
電波を通しやすい素材のラックに置く(収納ケースを使う場合は、電波を通しやすい素材にする)
Wi-Fiルーターを設置するラックも大事なポイントです。
設置するラックの素材によって、電波への影響は大きく変わります。
素材 | Wi-Fiの電波への影響 | コメント |
---|---|---|
木製 | ◎ 非常に良い | 電波をほぼ通す。最もおすすめ。 |
プラスチック製 | ◎ 良い | 軽くて電波を通す。コスパも よい。 |
ガラス製 | ○ やや良い | 多少の反射あり。問題ないレベル。 |
金属製 | × 非常に悪い | 電波を遮断・反射してしまう。 |
コンクリート製 | × 極めて悪い | ほぼ電波が通らない。絶対避ける。 |
ラックに、Wi-Fiルーターを設置する場合は、
木製またはプラスチック製のラックの上にWi-Fiルーターを置きましょう。
また、もし収納ケースにWi-Fiルーターを収納する場合も、
木製またはプラスチック製の収納ケースにしましょう。
(なるべくなら、電波が届きやすいように収納ケースには入れない方が良いですが)
通気性のよい場所へ設置(Wi-Fiルーターは熱に弱い)
Wi-Fiルーターは常に稼働しており、熱がこもりやすいです。
Wi-Fiルーターは、熱がこもると性能が落ちます。
Wi-Fiルーターを設置する場所は、通気性のよい場所にしましょう。
Wi-Fiルーターを設置するラックや収納ケースを選ぶときは、密閉しないタイプや
通気穴があるタイプを選びましょう。
電波を邪魔しないWi-Fiルータ-設置に最適なラック&収納ケース例
電波に優しい「木製のWi-Fiルーター収納ラック」
電波に優しい木製で、インテリアとしてなじみやすいラックです。
隠しても電波が通りやすい素材の「Wi-Fiルーター収納ケース」
電波が通りやすく、スリムでスッキリWi-Fiルータを収納できるケースです。
(その他の注意点)「電源タップ」を使った「タコ足配線」に気を付けよう
Wi-Fiルーターを設置する際は、「電源タップ」を使った「タコ足配線」にも気を付けましょう。
Wi-Fiルーターが「電源タップ」を使った「タコ足配線」で電源供給が不十分だと、
通信が途切れたり、速度が低下することがあります。
こちらの記事で詳細を解説していますので、あわせて参考ください。

それでもネット接続が遅い・不安定な場合は
Wi-Fiルーターの設置場所等を工夫しても、インターネット接続が遅い・不安定な場合、
利用している光回線等のインターネット接続回線そのものが遅い可能性があります。
特に、賃貸の集合住宅の場合は、
建物までは光回線だが建物内は電話回線で接続するVDSLという遅い回線である可能性や、
建物内の回線利用者が多く、建物内の回線が建物内の利用者のデータで混雑している場合があります。

光回線の利用が可能であれば、IPv6 IPoE対応している光回線に切り替えましょう。
IPv6(IPoE)の方式で通信すると、
データの混雑が少ない通信経路で、通信することができます。
混雑を回避した通信経路で通信でき、安定した通信と高速通信が可能となります。
同じIPv6を使う通信でも、「IPv6 IPoE方式」を使わない場合は、
通信の安定性・通信速度は改善できないため、注意しましょう。
IPv6(IPoE)対応の光回線を契約して利用することで、IPv6(IPoE)で
インターネット接続することができます

ネット回線(光回線等)・プロバイダの公式サイトで
「IPv6 IPoE対応」かどうかをチェックしましょう。
以下の光回線は、「IPv6 IPoE対応」しています。
IPv6 IPoE対応のおすすめ回線
■ドコモ光
大手で安定した回線品質とサポート〇。ドコモのスマホ利用料とのセット割が利用できる。
ドコモ光のおすすめ窓口は、下記記事を参考にしてみて下さい。

■ソフトバンク光
大手で安定した回線品質。ソフトバンクのスマホ利用料とのセット割が利用できる。
ソフトバンク光のおすすめ窓口は、下記記事を参考にしてみて下さい。

■Nuro光
ソフトバンクのスマホ利用料とのセット割が利用できる。
Nuro光のおすすめ窓口は、下記記事を参考にしてみて下さい。

■GMOとくとくBB光
通信速度が速く、IPv6対応が充実。高額なキャッシュバックでお得です。
GMOとくとくBB光については、下記GMOとくとくBB光公式HPがおすすめ窓口になります。
シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!
■BB.excite光Fit
他の光回線と違い、その月使ったデータ量で料金がきまる従量制の光回線。
インターネット接続する量が少ない人は他の光回線より安く利用できる。
また、最大でも、戸建て5830円/月(税込)、マンション4180円/月(税込)となる。
BB.excite光については、下記BB.excite光公式HPがおすすめ窓口になります。
「BB.excite光 Fit」公式
まとめ
Wi-Fiルーターの”設置場所”と、設置する場所の”素材”を工夫することで、
Wi-Fiルーターからの電波の強さや安定性を改善できます。
- 可能ならリビングの中央付近、1m〜1.5mの高さにWi-Fiルーターを設置
- Wi-Fiルーターは、木製かプラスチック製のラックに置く
- 収納ケースを使う場合は、木製かプラスチック製の収納ケースを使う
- Wi-Fiルーターの設置場所は、通気性を意識して、熱がこもらないようにする
設置する場所と、設置する場所の素材を意識して、
「Wi-Fiルーターの電波を広範囲に強く届けたい」
「見栄えやほこり避けに、Wi-Fiルーターを隠して設置したい」
この2つのバランスがとれた、自分にとって最適な設置場所に、Wi-Fiルーターを設置して、
家の中を、快適にインターネット接続できる空間にしましょう。

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